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水島総先生 記念講演

  • Hitomi Fujita
  • 2016年5月26日
  • 読了時間: 5分

「マルクス主義、共産主義に染まった全共闘世代は赤軍になったりして崩壊した。

「どうやって世の中を変えようか」と彼らは言っていた。

ある時、「果たして自分はそんな立派なことを言える器があるのか?」と気づいた。

初期マルクスでは、人間は自然の一部であるのに、阻害されている。

理想の世界のために、人間を自然化、自然を人間化させようと提案する。

弁証法的な論理だ。相互浸透させるという。

人間が本来の自然の一部に変わって行けば、

自己阻害から、本来の人間を取り戻すことができる。

今、環境団体はそういう考えだ。真っ当に見える。

サルトルの実存主義は、この瞬間ごとに決断して前に進んでいるという。

マルクスの共産主義もサルトルの実存主義も、

人間と自然を対等に見るという前提の元に立っている。

しかし、そもそも同等の土俵で見るのは間違いだ。

ビックバンから始まって、永遠とも言える時間と空間を考えればわかる。

前提そのものが間違っている。人間は自然の中の一部なのだ。

そういう発想を持たなければ、必ず行き詰まる。

西欧的発想の行き詰まりが第一次世界大戦から第二次世界大戦を引き起こし、

冷戦の後、今の破綻を招いている。

西欧が行なっているのは、

「今いる場所ではない、どこかに、きっと幸せがある」ということとに基づいている。

中国共産党の拡大政策をみればまさに実行しているとわかる。

世界は空間の拡大を目指しているということだ。

人間の存在とは一体何だ。

道元禅師の言葉や神道の教えで伝えることは、同じ世界観である。

私たちの命は自然の一部であり、現象に過ぎない。

日本では、基本的に時間軸を生きている。

特攻隊をアメリカ人はクレイジーと言った。

しかし当時の人たちは老いも若きも、一つの現象として、同時に一つの炎として日本の流れる時間の中に粛々と戻って行く。

そういう死に方ができたということなのである。

中には悩んだ人もいるのかもしれないが日本の時の流れに生きている。

西郷隆盛「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり」(西郷南洲遺訓)文字通り、それをやらなくてはと思う。

日本の偉人は自分の命を大きな日本の、さらには地球の一部と思っているのである。

これはモンゴロイドに共通の世界観であって、

イヌイット、アボリジニ、インディオ、ネイティブアメリカンにも見られる。

先祖がいつも一緒にいて、子孫のために生きる。基本は「時間」。命のはかなさを知りつつ、古人の思いを引き継いで、次に繋いでいく。

日本はそういう国だ。西郷もそういう思いでその言葉を遺したのだ。

私たちの国は素晴らしい。私たちには天皇陛下がいる。

なぜ憲法に国民主権という言葉が書かれているのだろう。国家主権だけでいい。天皇陛下が国の元首である。私たちは2600年続く天皇の持っている時間の一部である。

西欧の社会契約論的な民主主義よりも優れたものである。

民主主義もすでに聖徳太子の十七条憲法にある。

日本では国民が国家の大御宝である。神武天皇は家族のような国を目指した。

日本では国民を第一に考えてきた。しかしその国民は国家の主役と堂々と言えるのか?

この日本国憲法を70年持ち続け、外国の軍隊が71年国土に居座る。

そのような国にしていて先祖に恥ずかしくないのか。

靖國の英霊がそんな事を望んでいたのか?

西欧近代民主主義によって、日本のあらゆるところが薄っぺらになってしまった。

それを変えて行かなくてはならない。

私たちには、絶望が足りない、と番組で言っている。絶望で終わりではない。

絶望を認識して何をすべきか考える。投票するには、お墓の下にも一票があるという。

個人の一票ではない、両親、祖父母の思いも負って票を入れなければならない、と私は思う。また子孫たちの行く末を考えて一票を入れるのだ。

西欧では神と契約するが、私たちは神と本質的には並んでいる。

目に見えないものを感じる。その大事さを知っている。

山岳に暮らすパイワン族の少数民族の元を訪れた時に、

ここには何も無いけれど、全てがあると感じた。

とんでもない大きな世界の一部となっている感覚を味わったならば、

いつ死んでもいいと思えてくる。

今の世界に必要なのは、古くからのモンゴロイドの価値観を見直すことだ。

それを誇りにして世界に発信して行ったらいい。

私たちが生きるとはそういうことである。(文責:編集部)

次回ご案内

◇六月十八日(土) 第七十六回【報徳塾】

午後一時三十分~四時三十分

【一部】夜話輪読・解説「翁畢世の覚悟を吐露して門人を諭す」道歌「おもへただ天竺学びする人とても わが身をめぐむこの日の本を」「天つ日の恵む小島にたつけむり 高まがはらに帰せざるはなし」

【二部】いもこじ会(発言を交わす場)

会場 富岡八幡宮 婚儀殿・会費千円

◇七月三日(日) 第一一四回【定期講演会】午後一時三十分~四時三十分

(受付開始 午後一時)

講師 史実を世界に発信する会

会長代行 茂木弘道先生

演題 「歴史戦に勝つ!」

史実を世界に発信する会の会長代行(会長は外交評論家の加瀬英明氏)として、保守派の論文や著作を英訳して発信している。国際社会では、捏造プロパガンダも含め各国が自国に都合のいい歴史を宣伝する「歴史戦」が展開されている。何も言わなければ日本は不利な立場に追い込まるだけだ。戦勝国の一方的な歴史認識を、史実をもって反論し改めさせるべく日々活動している。その努力によって、近年は少数ながらも日本の立場に理解を示す外国人も増えてきた。自著『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ! ―日中戦争は中国が起こした―』 (自由社ブックレット) 、共著『日米戦争を起こしたのは誰か ルーズベルトの罪状・フーバー大統領回顧録を論ず』 (序文・加瀬英明 / 著・茂木弘道、藤井厳喜、稲村公望、勉誠出版)などベストセラーも次々と出版している。

日本が国際社会においてどのような立場、姿勢で取り組んでいくべきかを、茂木先生に熱く語って頂きます。

会場 靖国会館二階 戒行の間

参加費一五〇〇円(学生五〇〇円)

お申込みはFAXまたはメールにて

 
 
 
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